原っぱ:草木の記録20110519 ― 2011年05月19日
今日は近所の原っぱの草木を紹介しよう。
お屋敷の取り壊された跡に、一本だけ残された朴の木。万葉集には「ほほがしは」の名で出て来る。「かしは」は食器の意で、古人が食べ物を盛るのに用いたことを示す名だ。なるほど葉は大きくて立派だ。
白詰草と赤詰草が混じって咲く原っぱ。
こちらは穂の出た茅(チガヤ)に占領された原っぱだ。
まだ夏草が煩くない今ごろの原っぱは、それぞれに異なった表情を見せている。
私たちの世代には恰好の遊び場だった原っぱだが、今どき、遊ぶ子の姿は滅多に見かけない。そもそも柵などで囲って、立入禁止にしているところが多いのだが。私は犬の散歩を良いことに、早朝こっそり忍び込んではこうして草木を眺めているのだ。
(2011年6月2日加筆訂正)
(2011年6月2日加筆訂正)
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