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初雪2013年01月14日


裏山の雪

裏山の雪

裏山の雪

はつ雪のうづめ果てつと見る庭にひとり色めくこぞのもみぢ葉

ご挨拶が遅くなりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。

電子書籍『新校 拾遺愚草』ほか刊行のお知らせ2013年01月15日

新校拾遺愚草 表紙

『拾遺愚草』の電子書籍をAmazonのkindleストアとDL-MARKETで販売開始しました。

『新校 拾遺愚草』

新校拾遺愚草サンプル

定家自筆本を底本とする正篇に、名古屋大学本を底本とする続篇「拾遺愚草員外」を加え、さらに「堀河題百首」「藤川百首」を付録とした、言わば『拾遺愚草』の完全版です。読み易いように加工を施したテキストで、新字体・歴史的仮名遣に統一してあります。難読字にはルビを振り、漢文には返り点を付けました。(PDF版のみ漢文に送り仮名も付けてあります。)
Amazonではkindle版が、DL-MARKETではPDF版が購入できます。



DL-MARKETのPDF版はこちらからどうぞ。

kindle版を読むためには、電子書籍リーダーkindleか、またはkindle用アプリをインストールしたモバイル端末などが必要になります。
PDF版はデスクトップPCやノートPCはもちろん、タブレット端末や電子書籍リーダーでも読み易いようにレイアウトしてあります。

『拾遺愚草―藤原定家自筆本による―』

拾遺愚草定家自筆本によるサンプル

定家自筆本を底本とし、原典になるべく忠実に、正篇三巻を電子書籍化したものです。仮名遣は底本のままで(いわゆる定家仮名遣)、漢字は原則正字とし、異体字なども可能な限り底本に遵いました。以前無料公開していた「拾遺愚草原文篇」にさらに厳密な校正を施し、また「異体字一覧」と「あとがき」を新たに加えてあります。
こちらはPDF版のみで、DL-MARKETより購入頂けます。

これに伴い、DL-MARKETで無料公開していた『新訂拾遺愚草』と『拾遺愚草原文篇』は、共に絶版とさせて頂きました。数多くのダウンロードを頂き、また貴重なご教示・ご意見を頂き、誠にありがとうございました。
PDF版のサンプルは下記からダウンロードできますので、どうぞ御覧下さい。

「新校拾遺愚草(PDF版)」サンプル
「拾遺愚草―藤原定家自筆本による―(PDF版)」サンプル

なお、EPUB版は後日 Google play 等で販売する予定です。今しばらくお待ち下さい。

『新校 拾遺愚草』電子出版について2013年01月22日

岩波文庫版藤原定家家集と冷泉為臣編藤原定家全歌集

定家の家集『拾遺愚草』全巻の本文を手軽に読める書物と言えば岩波文庫の『藤原定家歌集』(佐佐木信綱校訂)があります。というか、これ以外には見あたりません。当時得られる最善本を底本とした、この上なくすぐれたテキストだったのですが、なにしろ出版は昭和6年という昔で、その後改訂されることもありませんでした。何より定家の自筆本を踏まえていないことが致命的で、定家の真意を充全に伝えるテキストとは言えないものです。

定家の自筆本(正編のみ伝存)を翻刻した活字本としては、唯一、冷泉為臣編『藤原定家全歌集』があります(昭和15年、文明社刊。昭和49年、国書刊行会より復刻版刊)。高価ながら古書店で比較的容易に入手できます。しかし残念ながらこれは非常に誤りの多い本です。影印版と読み比べると、ほとんどページを繰る毎に自筆本との不一致が見つかります。

私家集大成や新編国歌大観に収録されているテキストにしても、自筆本を踏まえてはいません。我が国最高の歌人(と私は信じますが)が遺そうとした家集が、その遺志のままに、望ましいかたちで読める、信頼すべき活字本は存在しないのです。草葉の陰で定家も歎いていることでしょう。

私の作成した『新校 拾遺愚草』は、おこがましいことながら、その穴を埋めようとの、一つの試みです。正篇は自筆本の、員外は名古屋大学本(岩波文庫版の底本)の影印に基づいて作成した電子テキストを、他本と照合して校訂したものです。今のところ、公開されている唯一の、自筆本に基づく正篇を収めた『拾遺愚草』全巻(員外含む)の電子テキストになるはずです。

テキストの校了後まもなく日本向けkindleストアが開店となり、少しでも広く読んでもらえたらと、電子書籍にして刊行してみることにしたというわけです。

一つ出来上がってみると、電子書籍作りもそれなりに大変ですがなかなか面白く、電子出版を続けてみたい気持になって、「やまとうたeブックス」という屋号まで付けてしまいました。プロバイダ提供のホームページ容量が一杯になってしまったこともあり、「やまとうた」「波流能由伎」のコンテンツを書籍に移そうかとも考えているところです。