雁の玉梓　―やまとうたblog―

Kindleより電子書籍『近代悲傷集』を刊行しました。

釈迢空（折口信夫）の詩集としては先般出版しました『古代感愛集』と対になるもので、戦前・戦中の作を中心とした『感愛集』に対し、本集は戦後の作品を主として収録しています。詳しくは、下のリンクよりどうぞ。

折口信夫はとうに著作権が消滅していますので、青空文庫で着々と電子テキスト化が進められており、主要著作の多くが無料または低価格の電子書籍で購読できます。例えばAmazonには、下のような電子書籍があります（いずれも青空文庫で公開されたテキストを基にしたものです）。

ところが釈迢空名義の歌集・詩集は全く青空文庫化されておらず、和歌・短歌関連の評論もほとんど電子化に手がつけられていない現況です。この分野の読者がいかに少いか、この分野に対する世間の関心がいかに薄いかということを改めて痛感させられます。

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