都野津海岸(角の浦)と島ノ星山(高角山)
補録
高角山
島根県江津市の島ノ星山。万葉集の人麻呂の歌に詠まれたことから歌枕となった。益田市高津の山とする説もある。
柿本人麻呂(万葉集)
石見のや高角山の木の際より我が振る袖を妹見つらむか
二条為氏(続古今集)
石見のや夕こえくれて見わたせば高角山に月ぞいざよふ
宮ゐしてまもるもうれし石見のや高角山とことのはの道
人の柿本社に奉るとてもとめけるに、初秋風といふことを
賀茂真淵
風のおとの幾代雲ゐに聞こえあげて高つの山に秋は来ぬらむ
斎藤茂吉
おのづから心を籠めて往くも還るもわれの見たりし島星のやま
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