新刊のお知らせ 釈迢空全詩集2017年03月19日

アマゾンkindleにて、『釈迢空全詩集』を発売しましたのでお知らせ申し上げます。

すでに刊行した三詩集に、拾遺を加えたものです。

上の画像をクリックすると商品詳細ページに移動しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

楽天koboにても後日発売の予定です。今しばらくお待ち下さい。

【関連書籍】

改訂のお知らせとお詫び 『増補版拾遺愚草』2015年09月14日

『新校拾遺愚草』を増補改訂し、書名を『増補版拾遺愚草』に改めました。
正篇・員外に「員外之外」(冷泉為久・為臣編)の歌々を加えたものです。
但し「員外之外」は少なからず他人の作を誤って採録しており、また「鷹三百首」など明らかな後世の偽作も多く収めてあります。本書ではこれらを削除し、定家の真作である確度の高い歌のみを残しました。

最晩年の七十首「名号七字十題和歌」や、勅撰集に採られながら正篇にも員外にも漏れた歌、また実験的で特異な作風を見せる若年期の「雨中吟」収録歌などを増補し、定家の秀歌・主要作はこれによってほぼ網羅されたことと思います。

ところで私はうっかり見落としていたのですが、Kindleの電子書籍では、大幅な改訂があった場合、修正版の配信の対象にはならないという規則がありました。増補版のような大きな修正が成された場合は、改訂版としてでなく、別の本として新たに出版することが推奨されていたのです。すでに旧版の『新校拾遺愚草』を購入された方に、『増補版』をダウンロードして頂くことはできないというわけです。

すでに『増補版』は出版されてしまい、今更どうしようもありません。そこで、『新校拾遺愚草』購入者で『増補版』を必要とされる方には、同書のmobiファイル(希望される場合はepubファイルも可)を無料で進呈することに致しました。ご希望の方は、

mizukaki@j.email.ne.jp

宛て、その旨メールをお送り下さい。その際、旧版『新校…』のご購入日をお書き添え下さい(日付はAmazonのアカウントサービスの「コンテンツと端末の管理」でご確認できます)。折り返し、電子書籍のファイルを添付したメールをお送りします。

なお、『新校拾遺愚草』はDL-Marketでも販売していたのですが、先日、セキュリティ問題が発覚した(今尚調査中の模様)ことをきっかけに、やまとうたeブックスはDL-Marketからの撤退を決めました。DL-Marketにて購入された方にも同様の対応をさせて頂きますので、ご希望がありましたらどうぞご一報下さい。

ご購入者の方にはご迷惑をおかけします。今後はこのようなことのないよう注意致します。

更新のお知らせ2015年03月22日

『拾遺愚草』資料集に、冷泉為臣編『藤原定家全歌集』未収録の歌を集めた「定家歌補遺」、定家仮名遣と歴史的仮名遣の違いをまとめた「定家仮名遣と歴史的仮名遣」をアップしました。いずれも暫定版です。縦書・ルビ対応のブラウザ(Chrome、IE、Safari等)の最新バージョンで御覧下さい。

更新のお知らせ2015年01月18日

藤川百首四人集(仮称)

「やまとうた」の『拾遺愚草』資料集に「難題詠百首和哥(藤川百首) 定家・為家・為定・安嘉門院四条 運賢筆本」の影印PDF版翻刻テキストをアップしました。過日このブログでも報告しました私蔵の古写本の「藤川百首」です。

定家の百首については、御所本六家集本収録のテキストに比べて特に善本とは言えないようです。誤写や誤脱が少なからずあり、仮名遣なども定家仮名遣を逸脱した例が多く見られます。しかしこの四人に実隆を加えた『藤川五百首抄』の寛文七年板本(新編国歌大観所収のテキストの底本)に比べると遥かに正確で、新編国歌大観のテキストの誤りを正すには恰好のテキストではないかと思います。

翻刻して校異を調べてみたのはやはり大変有益な作業でした。定家の「藤川百首」の本文改訂をおこないましたので、後日『拾遺愚草全釈五』や『新校拾遺愚草』に反映させ、改訂版発行のお知らせができることと思います。

翻刻テキストには、板本「藤川五百首抄」及び続群書類従所収の各歌人の百首との校異を掲げました。定家の百首については私家集大成(底本は御所本六家集本)との校異も掲げてあります。縦書・ルビ対応のブラウザ(Chrome、IE、Safari等)の最新バージョンで御覧下さい。

また、資料集のリンク集に国立国会図書館のデジタルアーカイブから定家関連の書物へのリンクをいくつか張りました。

新刊のお知らせ2014年12月10日

アマゾンのkindleストアにて佐佐木信綱著『定家歌集(補訂版)』と『拾遺愚草全釈シリーズ』の第12~15巻を出版しました。

『定家歌集』は楽天koboからもご購入頂けます。

『定家歌集』は明治42年に博文館より刊行された文庫サイズの小本で、評伝「藤原定家」、詳細な「定家年譜」、秀歌撰「定家歌集」の三部から成ります。全集などには収められておらず、国文学専門の古書店などでも滅多に見かけません。著作権が切れたのを機に、電子書籍として出版することにしました。

佐佐木信綱の選んだ337首はさすがと唸らされるもので、定家の多彩にわたる歌風を余すところなく掬い取っていると感じます。訳注などは付いていないのですが、比較的わかりやすい歌が多く(この点は編者の好みが或る程度反映していると言えましょう)、意おのずから通ずという歌が少くないと思います。

定家歌集

なるべく原本の姿を忠実に移すことを心がけました。表紙は簡素この上ないものですが、原本と似た書体を探し出すなどしてそれなりに苦労の作なのです。仮名遣いはそのままにしましたが、漢字は現在通行の字体に改め、難読字にはルビを振り、年譜に引用された漢文は訓み下し文に改めるなどしました。この年譜は岩波文庫版『藤原定家歌集』の巻末に収められた略年譜の前バージョンといったところで、『明月記』からの引用を主とした、詳細にわたるものです。
下のサンプル画像をクリックすると拡大します。

定家歌集サンプルページ 定家歌集サンプルページ

誤植と思われる箇所は、後年同じ編者によって編まれた岩波文庫版『藤原定家歌集』や『拾遺愚草』定家自筆本などによって正しました。

なお楽天koboのepub版でしたら、電子ブックリーダーやタブレット端末などをお持ちでない方でも、デスクトップアプリを下記サイトよりインストールすることで、パソコン上で読んで頂くことができます。

http://books.rakuten.co.jp/event/e-book/application/

この本はDRMフリーです。

今後は著作権の切れた和歌関係の本の復刻版なども積極的に出版してゆこうと目論んでおります。

更新のお知らせ2014年11月17日

「やまとうた」の『拾遺愚草』資料集「拾遺愚草―藤原定家自筆本による―(PDF版)」をアップしました。最初DL-Marketで無料公開し、更なる校正を経て有料販売に切り替えたものですが、出版直後は少し売れたものの、その後ぱったりと売れなくなりましたので、これ以上DL-Marketに置いておくのも空しく、再び無料公開に改めました。有料版にも誤りがいくつか残っており、わざわざ買って下さった方には申し訳ありませんでした。今回アップロードしたファイルは最新改訂版ですので、旧版をダウンロードされた方はぜひ再ダウンロードのうえ上書き保存なさって下さい。

新刊のお知らせ2014年10月31日

千五百番歌合百首全釈

アマゾンにて『正治二年院百首全釈』『千五百番歌合百首全釈』を出版しました。それぞれ「拾遺愚草全釈シリーズ」の第10・11巻になります。

書籍の画像をクリックしますと、商品の詳細ページへリンクしますので、内容につきましてはそちらをご覧下さい。やまとうたeブックスのサイトでも新刊案内に掲載しております。

以下はサンプルページです。クリックすると拡大します。

正治二年院百首全釈

千五百番歌合百首全釈

「拾遺愚草全釈シリーズ」は20巻ほどを計画しております。正編上巻の15種の百首歌のほかに、秀歌の多い『韻歌百廿八首』『仁和寺宮五十首』『最勝四天王院名所和歌』、員外からは比較文学的な興味の深い『文集百首』と『韻字四季歌』、また歌学史上重要視された『藤川百首』を含める予定です。内容は『拾遺愚草全釈』五巻と重複しますので、ご注意ください。

藤川百首の古写本を発見2014年09月27日

藤川百首写本

一時買い集めていた新古今時代の歌集・歌書の写本を整理していたら、藤川百首を収めた本を見つけた。外題には「順徳院御百首」とのみある。定家の評語が付いているのに惹かれて数年前ヤフオクで落札したものだが、よく見もせず本棚に積んだままにしてあったのだ。先日取り出してみると、順徳院の御百首の後に慈円の百首歌があって、その次に藤川百首が収められていた。表題「難題詠百首和哥」の下に「定家 為家 為定」と作者名を記してある通り、藤川百首題を詠んだ三人の作を順に並べてある。四字題の下には安嘉門院四条(阿仏尼)の歌が小字で添えられている。

『藤川五百首鈔』とは異なり、加注と実隆詠はない。『群書解題』の藤川百首の項を見てみると、「商山集」なる本がこの四人の百首詠を収めているようだ。何か関係があるのかも知れない。

順徳院御百首のあとに識語があり「明応八己未年三月廿三日 運賢」と記している。戦国の世だ。運賢なる人物は、ちょっと調べてみたが判らない。

ざっと目を通してみただけだけれど、私家集大成や新編国歌大観が底本としている御所本六家集本に近い本文のようで、板本とは異同が多い。

先日出版した『拾遺愚草全釈五』では、藤川百首の本文は板本と続群書類従・私家集大成に頼るしかなかったのだが、まさか自分の本棚にこんな古い写本があったとは…。

新たに校訂して、直すべき箇所があれば改訂版を発行します。
そのうち翻刻してウェブサイトに載せてみたいとも思います。何かお気づきのことがありましたら、ぜひメールにて御教示下さい。

新刊のお知らせ2014年08月31日

アマゾンにて『拾遺愚草全釈五』(kindle版)を出版しました。『員外』の全首を収めております。これでようやく『拾遺愚草全釈』が完成しました。

書籍の画像をクリックしますと、商品の詳細ページへリンクしますので、内容につきましてはそちらをご覧下さい。やまとうたeブックスのサイトでも新刊案内に掲載しております。

『員外』は言語遊戯的な動機から速詠した歌がほとんどなので、あまり真面目に詮索するのも不粋な気はするのですが、そうした歌だけに、定家の詞藻の豊かさや熟練の技術に舌を巻く思いがすることもたびたびです。

本の後記にも書いたのですが、『全釈』の連載中に激励や教示を下さった方々に、改めて感謝の意を表します。

しばらく本作りに熱中してこのブログも開店休業状態でしたが、またぼちぼち始めたいと思いますのでよろしくお願いします。

拾遺愚草全釈一~四を改訂しました2014年08月27日

『拾遺愚草全釈一』~『四』までを改訂しましたのでお知らせ申し上げます。底本からの引用部分を枠で括るなど体裁を読みやすく改め、また出版後見つかった誤りを訂正しました。

『拾遺愚草二』より

改訂版のダウンロードの仕方は、Amazonのトップページで、検索欄の右にある「アカウントサービス」から「My Kindle」へと進んで下さい。ライブラリが表示されますので、「拾遺愚草全釈一」「二」「三」「四」を探しますと、「アップデート版を利用可能」と表示がありますので、クリックして下さい。さらに更新ボタンをクリックすると、お持ちの端末に改訂版がダウンロードされ、旧版と入れ替わります。


なお、メモやハイライト、最後に読んだページの位置情報などは、バックアップ機能をオンにしておかないと、アップデート版に引き継がれないようですので、ご注意下さい。

現在は最終巻にあたる第五巻(員外)を鋭意制作中です。今週末までには出版できればと思っております。

『拾遺愚草四』表紙(予定)