新刊のお知らせ 式子内親王集関連の本と白蓮の本2017年05月04日

アマゾンkindleにて、『校註式子内親王集(補訂版)』『式子内親王集(文化九年板本)』『式子内親王集評釈』『柳原白蓮 秀歌評釈』を発売しましたのでお知らせ申し上げます。

表紙画像をクリックすると商品詳細ページに移動しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

新刊のお知らせ 二つの「竹の里歌」2017年04月06日

アマゾンkindleにて、『子規遺稿 竹の里歌』『正岡子規 竹乃里歌全集』を発売しましたのでお知らせ申し上げます。

『子規遺稿 竹の里歌』は最初に刊行された子規の歌集、俳書堂版を電子書籍化したもので、六百首足らずを収録。324円。『竹乃里歌全集』は大正時代のアルス版で、明治三十年以後の全歌を集めたもの、千三百余首を収録しています。432円。

前者は子規の自筆歌稿から選抄し、後者は新聞・雑誌等の発表媒体から採録したという違いがあります。

上の画像をクリックすると商品詳細ページに移動しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

楽天でも販売予定ですが、少し遅くなります。

新刊のお知らせ 大正天皇御製歌集(注釈付)2017年03月21日

アマゾンkindleにて、『大正天皇御製歌集(注釈付)』を発売しましたのでお知らせ申し上げます。

昭和20年宮内省図書寮刊の「大正天皇御製歌集」上下巻(国立国会図書館蔵)を合冊して電子書籍化したものです。

最小限の注釈を付け、読みやすく修訂した本文と、原本を忠実に再現した翻刻と、両方を載せました。お好きな方を選んでお読み下さい。

上をクリックすると商品詳細ページに移動しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

【関連書籍】

新刊のお知らせ 拾遺愚草全釈(全五巻合冊)2017年03月03日

拾遺愚草全釈表紙(下村観山「小倉山」)

アマゾンkindleにて、水垣久著『拾遺愚草全釈(全五巻合冊)』を発売しましたのでお知らせ申し上げます。

既刊の第一巻から第五巻までを一冊としたものです。紙の本にすると3600ページを超える大冊になります(Amazonによる換算)。

内容としては、既刊の分冊と変わりません。些少な改訂はあります。

表紙の装画には下村観山の藤原忠平像(「小倉山」部分)を使わせて頂きました。

下をクリックすると商品詳細ページに移動しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

拾遺愚草全釈(全五巻合冊)

新刊のお知らせ 作歌四十年(旧仮名遣版・現代仮名遣版)2017年03月02日

アマゾンkindle・楽天koboにて、斎藤茂吉著『作歌四十年』を発売しました。茂吉短歌の自選自註であり、半ば自叙伝とも言えよう書物です。戦時中に茂吉が書いたもので、晩年の作は含まれておりませんので、戦後の歌につき自ら解説を附した短文「冬」「春」「夏」「秋」「東京」を巻末に附録としました。

茂吉の自筆原稿になるべく忠実に作成した本文ですので、編集・改訂の手が加わっている岩波版の全集とは少し異なるところがあります。

旧仮名遣版と現代仮名遣版と、今回は両方揃えてみました(漢字はいずれも新字体を用いています)。読みやすい方を選んでお求め下さい。

本書は筑摩叢書の一冊としても出版されましたが、疾うに同叢書は廃刊になってしまいました。古本はある程度流通しているようですが、この本は相当に誤植の多い本です。まず表紙(カバーを外した表紙ですが)が「作四十年」となっているのですから呆れます。

作歌四十年 筑摩書房版

ほかにも、例えば19ページの「特に深く…」は、自筆原稿によれば「時に深く…」の誤り、といった具合に、原稿との食い違いが随所に見られます。このたびの電子版では、中央公論美術出版刊の自筆原稿複製版(下の写真参照)により、より正確な本文の作成を目指しました。

作歌四十年 自筆原稿複製版

最初に掲げた画像をクリックすると商品詳細ページに移動しますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

楽天へは下記よりどうぞ。

作歌四十年(旧仮名遣版)【電子書籍】[ 斎藤茂吉 ]
作歌四十年(現代仮名遣版)【電子書籍】[ 斎藤茂吉 ]

【関連書籍】


新刊のお知らせ 斎藤茂吉全歌集ほか2017年02月22日

斎藤茂吉の歌集単行本

斎藤茂吉の歌集単行本

Kindle・楽天にて電子書籍『斎藤茂吉全歌集(全18歌集収録)』ほかを発売しました。

斎藤茂吉の全歌集は、全集の短歌篇を含め、これまで四度刊行されていると思いますが、このたびの電子版が他と違う点は、「幻の歌集」と言われた戦争歌集『万軍』を含めたこと、また、歌集単行本の本文を重視し、全集などで後年増補挿入された歌は(検閲のために削除された歌の復活を除き)、「補遺」として別枠に収めたこと、この二点です。

「漬物石か!」と突っ込みたくなる全歌集 電子書籍でスマートに読もう!

『万軍』は、敗戦により出版が中止となったため、長く「幻の歌集」とされてきたものです。「茂吉幻の歌集『萬軍』」(秋葉四郎氏著、岩波書店平成24年刊)に収録された自筆原稿影印を底本として新たに本文を作成しました(こちらの発売は、楽天では少し遅れます)。

上の画像をクリックすると、Amazonの商品説明ページへ移動しますので、詳しくはそちらを御覧下さい。

楽天Koboへは下記よりどうぞ。

斎藤茂吉全歌集(全18歌集収録)【電子書籍】[ 斎藤茂吉 ]

やまとうたeブックス改訂情報2017年02月19日

『赤光(初版・改選版併録) 斎藤茂吉全歌集1』『遠遊 斎藤茂吉全歌集4 』『白き山 斎藤茂吉全歌集16』が改訂され、再ダウンロードにより更新できる状態になりましたので、お知らせ申し上げます。いずれも誤字数ヵ所の訂正です。

ご購入済の方は、「コンテンツと端末の管理」ページ (www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/manage) で「アップデートがあります」をクリックすることで、本のコンテンツを更新できます。
なお、「コンテンツと端末の管理」の「設定」タブで、「コンテンツの自動更新」の設定が「オン」になっている購入者には、新しいバージョンが自動で送信されます。

お手数をお掛けして申し訳ありません。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

更新のお知らせ2017年02月01日

かみのやま温泉 斎藤茂吉の絵

かみのやま温泉駅の斎藤茂吉

やまとうたeブックスのサイトに「電子書籍のための参考資料集」のコーナーを設け、新たに「斎藤茂吉 略年譜」をアップしました。

新刊のお知らせ2017年01月31日

kindleにて斎藤茂吉歌集『白桃』『暁紅』『寒雲』『朝の蛍』を出版しました。上の画像をクリックすると商品説明ページへ移動しますので、詳しくはそちらを御覧下さい。
楽天等での販売は少し遅れる予定です。

これで茂吉の十七歌集全てが揃いました。『朝の蛍』は『赤光』『あらたま』から抜粋した自選歌集です。
もう一つ、茂吉には敗戦によって幻に終った歌集『万軍』というのがあり、間もなく刊行の予定です。それで以て「斎藤茂吉全歌集シリーズ」は終刊となります。
遠からず電子書籍「斎藤茂吉全歌集」を刊行予定ですので、一冊としてまとめて購入されたいという方は、今しばらくお待ち下さい。

OCRで誤認識されやすい字(追加)2016年11月22日

スキャナやOCR(Optical character recognition:光学文字認識)ソフトの進歩で、紙の文書の電子化も容易になってきた。私も日常の仕事で活用しているが、電子書籍を作る場合にも用いることがある。
最近の活字文書を読み取るのであれば、精度99パーセント以上を達成していると思われるソフトもある。それでも校正は必要で、誤認識を人の目でカバーしてやらなければならないのが現状だ。
同様の作業をしている人の参考にもなるかと、活字本からOCRソフトで電子テキストを作成する時、誤認識されやすい字を集めてみた(暫定版です)。
私は用途に合わせ幾つかのソフトを使い分けているが、主力として使っているのはパナソニックの「読取革命Ver.15」。読み取りの対象は、終戦後間もない頃の古本なども含む(戦前の本となると、精度はぐんと落ち、おおかた手入力の方が早いと思う)。
左の列がもとの字で、右の列が誤変換された結果の字。もちろん逆の場合も起り得ます。

○漢字 全体的な形が似たものの誤認識
目 日(横棒を一本見落す。以下同様の例が幾つもある)
自 白
東 束
昨 咋
間 問
鳥 烏
鳥 島
人 入
于 子
干 手(若干を若手に誤るなど)
千 干
宇 字
未 末
曰 日
吊 弔
員 具
歌 耿

○漢字 偏・冠・繞などの誤認識
堀 掘(土偏と手偏は誤りやすい)
待 侍(行人偏と人偏。他例多し)
薄 簿(草冠と竹冠も誤りやすい)
鉱 絋
惜 借(立心偏と人偏。次の例も同様)
悼 倬
挽 悗(手偏を立心偏に誤る)
社 杜(示偏を木偏に誤る)
蟬 嬋(蟬は印刷標準字であり旧字ではないのに、蝉という俗字に換えてしまうことも多い。)
蛾 娥
廠 厰(厰は廠の異体字)
嘩 曄(喧嘩が喧曄になっていたりすると見落としやすい)
昧 味(三昧が三味になっていたり、曖昧が曖味になっていたり)

○漢字 旁などの誤認識
伸 仲
蚊 蛟(蛟はミズチ。想像上の生き物)
紋 絞
鳴 嗚(旁が鳥と烏の違い。嗚は嗚咽おえつ嗚呼ああくらいでしか遣われない語。)
啞 唖(「ろうあ」は聾啞と書くのが正式。啞をわざわざ異体字の唖に変換してしまう)
縁 緑
候 侯(気候が気侯に、侯爵が候爵になっていたり。要注意)
帥 師(元帥などは注意が必要)
酒 洒(逆に瀟洒が瀟酒になっていたり。要注意)
遺 遣
棚 柵
打 扛(ハネを横棒と誤る)
噛 嚼
風 凰
靄 露
屛 屏(屏は異体字で、正式な字は屛なのに、屛を屏に変換してしまう)
衝 衙
式 弍
匂 句
句 旬
襞 襲
嘗 甞(甞は嘗の異体字)
雞 難(雞は鶏の異体字。現在は殆ど使われない)
動 勣

○片仮名
エ ヱ
ゲ グ
シ ツ
ン ツ
ソ ン(※特に誤認識が多い)
チ テ
ラ ヲ

○片仮名と平仮名(当然ながら似た形が多い)
ウ う
ベ べ(前者が片仮名、後者が平仮名。最も判別困難!)
モ も
リ り
レ し

○片仮名と漢字(片仮名には似た漢字が多く、特に注意が必要)
エ 工(※右は漢字の工(こう)
オ 才
カ 力(※右は漢字の力(ちから)
タ 夕(※右は漢字の夕(ゆう)
ト 卜(※右は漢字の卜(ぼく)
ニ 二(※右は漢数字の二)
ハ 八(※右は漢数字の八)
ミ 三
ロ 口(※右は漢字の口(くち)

○平仮名
き さ
か が(「き」「く」「こ」などはまず濁音と誤認識しないのに、「か」と「け」は時々誤認識する)
け げ(活字によって右側の「ナ」の部分のハネが強いので濁点と誤りやすいらしい)
け は
げ ば
は に(稀にある)
ば ぱ(濁点と半濁点の誤りは多い。ば行音すべてに当てはまる)
ば ぼ

○追加(2017.1.5、1.28)
風 虱
高 咼
雨 兩
爾 爽
雁 匯
橅 撫
蟠 幡
茣 莫 (茣蓙などは辞書登録されていないのだろうか。莫蓙にしてしまうことあり。)
殿 毆
隈 隕
鷹 縻
蕈 草
沿 洽
卿 喞
拠 抛 (「拠(よ)る」が「抛(ほう)る」になってしまったりする。)
噛 喘

こうして並べてみると、校正・校閲がいかに精確な日本語の知識と厳密な注意力を要求される仕事か、改めて痛感せずにはいない。