「うたのわ」に歌人登録2014年03月22日

一月ほど前、「うたのわ」に歌人登録しました。御存知の方も多いと思いますが、「鎌倉のウェブ屋」さんこと村式さんが運営する和歌のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。

村式さんは本社「ふくすけ」を北鎌倉の古民家にかまえるというユニークなITベンチャー企業です。
http://ville.jp/office2

「うたのわ」は登録歌数二〇万首、歌人はざっと勘定してみたところ二三〇〇名近いようです。中には当方の掲示板に投稿下さったお名前も見えて、以前から愛読していたのですが、私自身はなかなか登録に踏み切る気持にはなれませんでした。

和歌を詠む習慣をなくして数年が経ち、何とかしたいと思ううち、気楽に参加できる場として「うたのわ」への登録をやっと決心したという次第。

もとより登録歌人の作風はさまざまで、口語体・文語体・混淆体、現代風・近代風・古典風と、何でもありです。ちょっと意外なのは、文語体を用いた古風な歌が少なくないことで、これは「うたのわ」が「和歌」のコミュニケーションサイトと銘打っていることも関係しているのかも知れません。私の気に入っている一つの理由でもあります。

和歌には師匠なし。
歌は広く見、遠く聞く道にあらず。心より出でて、身づから悟るものなり

藤原定家の歌書にある詞です。

創作意欲を維持・向上させてくれるようなシステムであれば、投稿あるいは発表の場所は、どこでもかまわない。そう思います。

まだ週末くらいしか歌をつくる時間が作れない状態ですが、マイペースで長く続けてゆこうと思います。