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新しいKindle2014年10月04日

新しいKindle(Wi-Fi)を早速購入してみた。キャンペーン情報付のモデルで、定価6980円のところ、Amazonのプライム会員にはクーポンコードの特典があり、僅か3980円で手に入れられる。「キャンペーン情報付」というのは、スリープモード時に広告などが表示されるモデルで、ちょっと煩いが、スワイプすればすぐに広告は消える(上の写真参照)。

「Kindle」という素っ気ない名称からすると、Amazonは今後このタイプを主力商品にしてゆこうと目論んでいるのだろうか。

Kindle paperwhiteとの大きな違いは、フロントライトが内蔵されていないこと。老眼の私はいつもかなり明るめに調節していたので、新モデルの画面は随分暗く感じたが、太陽光や読書灯のもとでなら全く読書に支障はない。本体はすこし軽くなり、厚みは増した。もちろんレスポンスはpaperwhiteの2012モデルから相当に向上している。家の中ではKindle paperwhiteを、戸外ではKindleをと、使い分けようかと考えている。

KindleとKindle paperwhite

左が新モデル、右がpaperwhite(2012モデル)。paperwhiteは内蔵ライトをかなり明るめにしているが、太陽光のもとだと、見えやすさに変りはない。

ソフトの面ではpaperwhiteと変らない。辞書も使えるし、メモやハイライトの機能もあり、フォントも明朝体なら二種類の選択肢がある(デフォルトと筑紫明朝)。もちろん語彙検索もできる。

検索に便利な電子書籍は、古典や古典の研究書を読むのに極めて好都合なのだが、残念なのはこの分野ではなかなか電子書籍化が進んでいないことだ(いや、研究書などはどの分野も似たようなものなのだろうが)。

尤も、文庫化された古典の註釈書などは続続と電子化されているようだ。先日も伊藤博博士の『萬葉集釋注』の集英社文庫版の電子化を知って驚喜したものだが、リンクによる脚注機能もちゃんと使えるし、地図などの画像も入っていて、文庫本と比して遜色はないどころか、便利さの点では上回るところがある(但し単行本版の電子書籍はpdfなのか画像なのか、語彙検索などは出来ないようだ。詳しくはサンプルをダウンロードして確認されたい)

楽天のkoboもauraという優れた電子書籍リーダーを出したし、タブレットやスマホを読書に用いる人も増えている。電子書籍は着実に普及・定着してゆくと思う。あとは良書の電子書籍化を待つばかりだ。

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