佐佐木信綱編『和歌名所めぐり』九州48 島原2017年11月09日

島原の武家屋敷

島原市の武家屋敷街

補録

島原

長崎県島原半島の東岸、有明海に面する市。城下町の風情を残し、九十九島つくもじま等の景勝地にも恵まれるが、雲仙の噴火により度々大きな被害を受けてきた。キリシタン弾圧等に抵抗して起きた島原の乱も悲史の一頁である。JR長崎本線諫早駅より島原鉄道が通じている。

葉室光俊

漕ぎ出でてなほ又しばし島原にもろこし舟のたれを待つらん

太田水穂

雲くらく片日照りして町屋根のさくらにそそぐ島ばらの雨

若山牧水

島原は海にうかべるかなしみか、宿屋のてすり、ればつめたき

松田常憲

月の出の海にならべる九十九つくも島みちたらひたる波の静けさ