和漢朗詠集卷下 山家 ― 2010年08月10日
山家早秋
山家の早秋
晴後靑山臨牖近 晴の
雨初白水入門流 雨の初めの
【通釈】雨が晴れた後、青い山々が窓に迫って近く見える。
白濁した雨水のさきがけが、門の中へと流れ込む。
【補記】早秋、雨後の山里の景を詠む。「青山」「白水」の対照が鮮やかにして清々しい。
【作者】
【影響を受けた和歌の例】
草も木もぬれて色こき山なれや見しより近き夕立のあと(正徹『草根集』)
※写真は写真素材 フォトライブラリーよりお借りしました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yamatouta.asablo.jp/blog/2010/08/10/5278794/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
最近のコメント