佐佐木信綱編『和歌名所めぐり』山陰線14 須賀・八重垣神社 ― 2016年08月29日
須我神社(youtube)
補録
須賀
島根県雲南市大東町に須賀の地名が残る。神話では、八俣の大蛇を退治して櫛名田姫を得た須佐之男命が新婚の宮を造り「八雲立つ出雲八重垣…」の歌を詠んだ地。なお八重垣神社はもと須賀の地にあったが、明治時代、松江の佐久佐神社と合祀され、いま松江市佐草の地に鎮座する。
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
八雲立つ出雲八重垣けふまでも昔の跡は隔てざりけり
しきしまや大和言の葉たづぬれば神の御代よりいづも八重垣
世にこえて猶ぞさかえんことの葉を神のさだめし出雲八重垣
わが心すがすがしてふ跡とめて今も八雲の道は汚さじ
妻籠に籠りし神の神代より清の熊野にたてる雲かも
八重垣のむかしのままに霞むらし出雲の宮の春のあけぼの
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